[レポート] AWSへの大規模な移行とモダナイゼーションを進めるワークショップに参加しました #AWSreInvent #ENT303
はじめに
ネクストモードの南です。
AWSへの大規模な移行とモダナイゼーションを進めるワークショップ Move and improve at scale using AWS Application Migration Service(ENT303)
に参加してきました。
本エントリではそのセッションレポートをお届けします。
ワークショップの概要
Are you looking to migrate and optimize your workloads? AWS announced new features for AWS Application Migration Service to help organizations migrate and modernize at scale. Join this workshop to learn how to address common challenges like upgrading operating systems, optimizing infrastructure, and moving to managed databases after completing your migration. Don’t just move your applications, discover how Application Migration Service can help you improve them in the cloud with key post-migration actions to accelerate your modernization. You must bring your laptop to participate.
ワークロードの移行と最適化をお考えですか?AWSはAWS Application Migration Serviceの新機能を発表し、大規模な移行とモダナイゼーションを支援します。このワークショップに参加し、移行完了後にオペレーティングシステムのアップグレード、インフラの最適化、マネージドデータベースへの移行などの一般的な課題に対処する方法を学びましょう。単にアプリケーションを移行するだけでなく、アプリケーションマイグレーションサービスがクラウド上でどのようにアプリケーションを改善し、移行後の主要なアクションによってモダナイゼーションを加速させることができるかをご確認ください。参加にはノートパソコンが必要です。
ワークショップの内容
本ワークショップではAWS Application Migration Serviceを使用した大規模な移行とモダナイゼーションを進めるハンズオンを体験することができます。
ワークショップは以下のステップで進めていきます。
- レプリケーションエージェントのインストール
- 移行ライフサイクルの設定
- Post-launch actionsの設定
- テストインスタンスの起動と移行の実行
- アプリケーションとウェーブの設定
Post-launch actionsの設定というステップが肝で、今回のワークショップではAWS Application Migration ServiceでAWSへの移行を実施すると同時に、以下の処理が実施されるように設定しました。
- 移行インスタンスをALBのターゲットグループ配下にデプロイ
- Cent OSからRocky Linuxへの移行
- ドメイン参加
- AWS Configルールパッケージの適用
実際に移行後に設定したPost-launch actionsが適用されていることが確認できました。以下は実際のワークショップからの抜粋です。
- ALBのターゲットグループにデプロイされる形で移行インスタンスが起動
- 移行インスタンスのコンソール:Cent OSからRocky Linuxに変更されている
また、AWS Application Migration Serviceのウェーブ機能についても触れます。
ウェーブ機能は移行サーバーのインベントリの管理、移行プロジェクトの集計ステータスの監視、一括アクションの実行などができ、大規模な移行で役立つ機能となります。
ウェーブ機能については以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
AWS MGNのソースサーバーをグループ化・一括操作する新機能を試してみた
セッションを通して、大規模な移行やモダナイゼーションに役立つAWS Application Migration Serviceの機能に触れることができました。
特にPost-launch actionsについては機能が多く、移行と同時にクラウドへの最適化も進めていきたい場合には非常に有用であると感じます。
おわりに
Move and improve at scale using AWS Application Migration Service(ENT303)
のセッションレポートをお届けしました。
一度クラウド移行が完了してしまうと、その後に手を入れることに抵抗感を感じてクラウドへの最適化をなかなか進めることができない、というケースはけっこうあると思います。
今回触れた機能は大規模な移行と同時にモダナイゼーションを一気に進めるることが実現でき、クラウド移行のメリットを大きく広げるものとなっています。実際の案件でも取り入れていきたいと感じました。
ネクストモードについて
ネクストモード株式会社は東日本電信電話株式会社とクラスメソッド株式会社で設立したクラウドカンパニーです。「クラウドであたらしい働き方を」というメッセージを掲げ、さまざまなクラウド技術や製品を組み合わせて企業の働き方の当たり前を変えていくことを目指しています。クラウドやSaaSのご利用に関してお困りごとがあれば、ネクストモードまでぜひお問い合わせください。